なぜタップダンス?東京オリンピック開会式での謎や疑問を調査!

7月23日に開幕した東京オリンピック。

開会式では様々な演出が話題になりましたが、「なぜ日本の伝統を披露する場でタップダンスを??」と気になった方も多いのでは?

東京オリンピック開会式での「タップダンス」について調べてみました。

・東京オリンピック開会式でなぜタップダンス?
・タップダンスを披露したダンサー、団体は誰?
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東京オリンピック開会式について

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松田 祐輔(@mazdayusuke)がシェアした投稿

2020年東京オリンピックの開会式は、東京オリンピック大会初日の2021年(令和3年)7月23日(金曜日・スポーツの日)午後8時から約3時間半、オリンピックスタジアム(新国立競技場)で行われる予定の開会式。式典はオリンピック憲章に従って行われる予定。
Wikipediaより
東京オリンピック開会式開催をめぐっては大変な苦労があったことは皆さんもよくご存じかと思います。
新型コロナウイルスによる東京オリンピックの延期、開会式演出チームの再編、開会式関係者の辞任に次ぐ辞任…
様々な障害がありましたが開催できてよかったですね。
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東京オリンピック開会式で「タップダンス?」

そんな東京オリンピック開会式の気になるシーン。
いろいろあったかとは思いますが、
なぜ日本の伝統芸能を紹介する場でタップダンスを??
と疑問に思われた方も多いのでは?
タップダンスについて詳細は以下の通り。

タップダンスの歴史

タップダンス(英: tap dance)は、モダンダンスの一つ。タップスと呼ばれる金属板を靴底の爪先(ボウル)と踵(ヒール)につけて床を踏み鳴らしながら踊る。
~中略~
元来はアメリカ南部の黒人のダンス発祥である[矛盾 ⇔ :en:Tap dance]。ヨーロッパやアフリカからアメリカへ移住してきた移民や奴隷たちの伝統的な打楽器ダンス、スペインのフラメンコ、アフリカの民族ダンス、イングランドのクロッグダンスそしてアイルランドのジグダンスなどに部分的な起源が見られる。
18世紀アメリカ合衆国サウスカロライナ州の黒人奴隷の労働後のダンスでドラムが打ち鳴らされていたが、1739年にサウスカロライナ州で暴動が発生し、白人が黒人の集まる場でのドラムを禁止し、ドラムの替わりに足を踏み鳴らし音を出したことにも、その起源が見られる。
19世紀のニューヨークのスラム街ファイブ・ポインツでは、アイルランドからの移民と黒人奴隷の子孫たちがダンスバトルを行い、ヨーロッパのダンスとアフリカのダンスの融合が進み、タップダンスの発展に貢献した。
タップダンスという呼称が記録されている最古の文献は1903年のものである。
20世紀にアメリカの映画や音楽とともに世界に広がった。
Wikipediaより

「元来はアメリカ南部の黒人のダンス発祥である」という記載に英語版Wikipediaとの矛盾があるようなので、英語Wikipediaも確認したところこのような説明がありました。

タップダンスは、スコットランドのステップダンスGioube Jubaダンス(体を叩いたり足を踏み鳴らすアフリカ系のダンス)、イングランドのクロッグダンス、アイルランドのジグなど、いくつかの民族のパーカッシブダンス(体で音を鳴らすダンス)にルーツがあります。歴史学者とダンス学者の間で伝統のとらえ方に相違があるようです。タップダンスの起源は、ミンストレルショー(アフリカ系の人々のパフォーマンスショー)が台頭した1800年代半ばであると考えられているようです。

まとめると、タップダンスは

  • スコットランドのステップダンス
  • イングランドのクロッグダンス
  • アイルランドのジグダンス
  • アフリカのGioube Jubaダンス
  • スペインのフラメンコ

など、世界中のありとあらゆる「パーカッシブダンス」が起源であると考えられており、世界中の人々になじみのあるダンスなんですね。

加えて20世紀の映画で数多く使用されていることからも、世界的にポピュラーなダンスとして知られています。

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日本の伝統文化とタップダンス

では日本の伝統文化とタップダンスにはどのような共通点があるのでしょうか?

日本の伝統文化とタップダンス…というキーワードで真っ先に思い浮かぶのが、北野武監督が2003年にリメイクした映画「座頭市」ですよね。

座頭市は世界中で数々の賞を受賞し、北野武監督の名と日本文化を広げるきっかけとなった作品でもあります。

映画座頭市でタップダンスという演出がされた経緯について、Wikipediaではこう紹介されています。

従来の作品よりも娯楽的要素が強く、主演のたけしが金髪だったり、劇中で農民が田畑を耕す音や大工が作業をする音などにリズムをつけて独創的な音楽を演出し、祭りのシーンでは大人数が下駄を履いて、一斉にタップダンスを披露するなどミュージカル的なシーンがあった。~中略~多くの時代劇で活躍してきた松方弘樹は、「外国の賞狙いを意図している。タップとか金髪とかね」とコメントしている。
Wikipediaより

またタップダンスはアメリカを代表するミュージカル映画『雨に唄えば』でも使用されており、エンターテイメントという視点から世界的に大変なじみのあるダンスです。

座頭市でのタップダンスの演出は、海外映画でなじみのあるタップダンスを取り入れ、外国人受けするエンターテイメント作品を作ろうという狙いがあったんですね。

特にタップダンスは日本の伝統工芸品である「下駄」との相性も良く、座頭市のタップダンスは世界中で話題になりました。

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東京オリンピック開会式でのタップダンスまとめ

上記で紹介しているように、タップダンスはヨーロッパアフリカ南米アメリカと、世界中の文化が織り交ざったダンスです。

「身体を叩いて音を出す」「足を踏み鳴らして音を出す」ことからも、特殊な道具がなくてもリズムを生み出すことがでる、とても原始的なダンスです。

そして世界的ミュージカル映画でも数多く使用されていることから、タップダンスは非常にエンターテイメント性の高いダンスであると言えます。

このことから、東京オリンピック開会式でタップダンスを披露したのは

日本の伝統芸能と世界中の文化を織り交ぜたエンターテイメントを披露したかったから
と考えられますね。
タップダンスの起源を知れば、東京オリンピック開会式でタップダンスを披露することは特に違和感なく受け入れられるのではないでしょうか。
ちなみに東京オリンピック開会式でタップダンスを披露されていたのは世界的タップダンサー熊谷 和徳(くまがい かずのり)さん。
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めちゃくちゃカッコいいですね。
世界的タップダンサー熊谷 和徳(くまがい かずのり)さんについての詳細は以下の記事から。
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