スマホ脳という言葉をご存知ですか?
今世界中で話題のスウェーデンの書籍「スマホ脳」が、日テレの人気番組「世界一受けたい授業」で紹介されました。
「スマホ脳」の作者はアンデシュ・ハンセン。
現代人なら誰もが当てはまりそうな「スマホ脳」、あらすじを調べて内容を要約してみました。
スマホ脳の改善方法を1つずつ確認してみましょう。
スマホ脳とは?スマホが与える脳へのダメージ
内容紹介(Amazonより抜粋)
スティーブ・ジョブズはわが子にiPadを与えなかった!?
うつ、睡眠障害、学力低下、依存症……最新の研究結果があぶり出す恐るべき真実。
教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラー、日本上陸。
- わたしたちは1日平均2600回スマホに触り、10分に1回手に取っている
- 現代人のスマホのスクリーンタイムは1日平均4時間に達する
- スマホのアプリは、最新の脳科学研究に基づき、脳に快楽物質を放出する
〈報酬系〉の仕組みを利用して開発されている - 10代の若者の2割は、スマホに1日7時間を費やしている
- 1日2時間を超えるスクリーンタイムはうつ病リスクを高める
- スマホを傍らに置くだけで学習効果、記憶力、集中力は低下する
- 世界のIT企業のCEOやベンチャー投資家たちの多くは、わが子のデジタル・
デバイスへのアクセスを認めていないか、極めて厳しく制限している - フェイスブックの「いいね! 」の開発者は、「SNSの依存性の高さはヘロインに匹敵する」と発言している
「スマホ脳」著者ハンセン・アンデシュの略歴

ハンセン・アンデシュ
1974年、スウェーデン・ストックホルム生まれ。名門大学で医学を学び、MBA(経営学修士)も持つ精神科医。今世界的に人気の医師作家である。前作『一流の頭脳』がスウェーデン国内でベストセラーに。
「スマホ脳」著者のハンセン・アンデシュ先生、男前ですね。
「スマホ脳」の内容を要約
タイトル「スマホ脳」からわかるように、この本は「スマホによって蝕まれていく現代人の脳」に警鐘をならしている。
著者によれば「平均で1日4時間、若者の2割は7時間スマホを使っている」とのこと。
確かに、自分の1日を振り返ってみるとハッとするこの数字。
朝起きてテレビを見ながらスマホを確認。出勤中の電車でスマホを眺め、デスクについてPCの立ち上がりを待つ間にもスマホを見ている。トイレ、休憩時間なども一人で取る場合はスマホでニュースをチェック。帰宅の電車もスマホ、食後のひとときもスマホ、就寝前もスマホだ。
自分の1日を振り返るだけでも優に4時間くらいにはなりそうだ。
スティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。
それはデジタル・デバイスが睡眠障害、うつ病、記憶力/集中力/学力の低下、依存症などに繋がることを知っているからだ。
スマホの便利さに溺れた人間の脳が蝕まれていくことを、本書で紹介される数々の研究結果が明らかにしている。
スマホ過労を改善!スマホ脳を治す方法を要約
スマホ脳の改善①『デジタル・デバイス(スマホ)の正しい活用方法を学ぶ』
スマホ過労を改善し、スマホ脳を治すには、まず「スマホに使われないこと」を意識する必要がある。
作者はこう語る。
「スマホ依存になる人は、自信がなく競争心が高い」
つまり、自分に自信がないから他人の意見を求めたり人の目を気にしてネットやSNSに依存してしまう、ということだ。
では自分にも自信を持つには、どうすればよいのか?
もっとも手っ取り早く効果的なのが「筋トレ」と「瞑想」だ。
スマホ脳の改善②『筋トレ』
筋トレは「テストステロン」というホルモンの分泌を促す。そしてこのテストステロン濃度が高い人ほど、自己肯定感と集中力が高いという研究結果がある。
スマホ脳の改善③『瞑想』
筋トレに加えて瞑想を行うことで、情報社会の混乱から距離を起き、自分を見つめ直す事ができる。
瞑想は休憩時間や就寝前、起床後などに行うと良い。10分間目を閉じ、背筋を伸ばし、呼吸だけに集中する。そして何も考えずに、頭を空っぽにするのだ。
終わった頃には脳がリフレッシュしているのを体感できるだろう。
スマホ脳の改善④『スマホを自分から遠ざける』
意図的にスマホを見ないような工夫も必要だ。具体的には以下の通り。
- スマホの通知をオフにする
- スマホのアラームを使わず、アナログの目覚し時計と腕時計を使う
- 集中したい時はスマホを物理的に体から離す
- 就寝時はスマホを遠くに置く
- スマホ以外で夢中になれる事を探す
スマホを体から遠ざければ、当然使うことができなくなる。
1日のうち、スマホを使わない時間帯を決めることも効果的だろう。
スマホ依存が心配な方は、アプリの機能をあえてアナログ化してみると良いかもしれない。
お気に入りの目覚まし時計やメモ帳を新調してみる。紙の新聞や雑誌に変えてみる。アナログの腕時計を買うなど、スマホに触れない工夫はいろいろある。
「スマホ脳」あらすじ、要約まとめ
スマホ脳を要約すると、作者が警鐘を鳴らすポイントは以下の通り。
- 長時間のスマホ利用は脳に悪影響
- 体を鍛え、瞑想で脳をリフレッシュする
- スマホを使わない工夫をしてみる
スマホ脳を改善し、スマホに縛られた生活から抜け出そう!
人気番組「世界一受けたい授業」に出演した村木 宏衣(むらきひろい)さん著書「10秒で顔が引き上がる 奇跡 […]