芥川賞受賞作家・宇佐見りん先生が初授業!「推し、燃ゆ」から学ぶ現代社会の生き抜き方!推しがいると人生が豊かに!
番組公式サイトより
土曜ゴールデンタイムの人気番組「世界一受けたい授業」で宇佐見りんの芥川賞受賞作品「推し、燃ゆ」が紹介された。気になったので内容を調べてみました。
「推し、燃ゆ」読み方は?
「推し、燃ゆ」タイトルが印象的なこの小説ですが読み方は「おし、もゆ」です。
「推し(おし)」とは、アイドルグループのイチ推しメンバーの略。意味は、その人がグループの中で一番の好きなメンバーや応援しているメンバーを指します。
イチ推しメンバーを「推しメン」と略していたものを、さらに略称したような言葉が「推し」である。
「推し」というシンプルさと響きから、もともと日本語としてあった言葉のように聞こえますが、「推しメン」を略した新語なんですね。
「燃ゆ(もゆ)」とは、不祥事等何らかの理由により「炎上」することを意味します。「炎上」とは主にネット上などで「叩かれる」「批判を浴びる」ことを意味します。
「推し、燃ゆ」、句読点を付けてもたった5文字で現代社会の新たな問題意識を明示している、大変すぐれたタイトルと言えますよね。
秀逸なタイトルもあってか、「推し、燃ゆ」は芥川賞を授賞しています。
「推し、燃ゆ」あらすじを要約
「推し、燃ゆ」はタイトル通り、「応援しているアイドルグループのイチ推しメンバーが、不祥事で炎上する」話です。
応援するアイドル(「推し」)がファンを殴り炎上したことをきっかけに生活の歯車が少しずつ狂っていく、女子高校生・あかりの物語です。 自らの背骨に例えるほど全身全霊で他者を「推す」生活のゆらぎや、「推しを推す」という感情、生きづらさなどを表現しています。
asanonblog.comより引用
\\本日発売!// #文藝秋季号
【中篇】宇佐見りん、文藝賞受賞第一作「推し、燃ゆ」
逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。学校生活も家族関係もままならない高校生のあかり。アイドル・上野真幸を解釈することに心血を注ぐが――。デビュー作『かか』が三島賞候補の21歳、圧巻の第二作! pic.twitter.com/Ok4bphHtQI— 河出書房新社 文藝春季号💐特集「夢のディストピア」発売中 (@Kawade_bungei) July 7, 2020
作者の宇佐見りんさんは21歳でデビュー作「かか」で史上最年少三島賞受賞するほどの才能の持ち主。「推し、燃ゆ」の着眼点はさすがと言えます。
「推し、燃ゆ」は推しに文字通り「人生を捧げてる」アイドルファンの女子高生。
その推しがある日、ファンを殴ったことでネットが炎上。
彼女にとって「背骨」と同じくらい大切な推しが揺らいだ時。彼女の人生も大きく揺らぐ、だが彼女は推すのを決してやめない…
新世代な純文学!是非! https://t.co/wwZxaFVeMu— 中目黒ブックセンター (@nakamebc) January 21, 2021
「だが彼女は推すのを決してやめない…」が印象的なあらすじですね(笑)。気持ちはわかります!
「推し、燃ゆ」モデルはジャニーズ〇〇?
現代人のリアルな感情変化を描き評価された「推し、燃ゆ」ですが、これほどリアルだと「推しの真幸くんにモデルはいないのか?」と考えてしまいますよね。
一部のネット記事によれば「推し、燃ゆ」のモデルは、ジャニーズの人気アイドルグループ『Snow Man』の岩本照でさんはないかと言われています。
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その根拠として以下2点があげられています。
- 未成年とのホテルでの飲酒を報道され、炎上
- 子供時代に「ピーターパンのミュージカル」に出演
これらの特徴が、「推し、燃ゆ」の真幸くんと一致するということ。
もちろんただの憶測の域を出ないものなので、ひと目に触れる場所でこれ以上の言及は避けますね。
そして何を隠そうこの私も『Snow Man』岩本照さんのファンの一人。
普段ジャニーズにあまり関心のない私が岩本さんのファンであるのは、彼がTBSの人気番組「SASUKE」で努力する姿を見てきたから。
今年はますます忙しくなるでしょうが、2ndステージクリア目指して頑張ってほしい!(話が完全に変わってますね(笑))
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