『いのちの停車場』南杏子があさイチでテレビ初出演!その内容は?

5月14日放送「あさイチ」でテレビ初出演となった作家で医師の南杏子先生。

大変勉強になり心に刺さる言葉も多かったですね。

南先生の爪の垢を煎じて飲む思いでその内容をメモしたので、ここにまとめておきたいと思います!

関連記事

NHK朝の情報番組「あさイチ」に南杏子(みなみきょうこ)さんが出演されます。 医師兼作家という特殊な肩書を持つ南杏子さん、なんとテレビ初出演とのこと。 南杏子さんは何と33歳で医師を志し、55歳で作家デビューされたというから驚き[…]

関連記事

NHK朝の情報番組「あさイチ」に南杏子(みなみきょうこ)さんが出演されます。 医師兼作家という特殊な肩書を持つ南杏子さんは、何と33歳で医師を志し、55歳で作家デビューされたというから驚きですよね。 そんな南杏子さんの気になる経[…]

スポンサードリンク

看護師長さんが語る【医師】南杏子先生について

番組内では同じ職場で働く看護師長さんが病院での南先生について話してくれました。

病院での南先生は一言でいうと「おちゃめ」だそうです。

  • とてもよく笑う方
  • 声が高めで、リアクションが大きい
  • スタッフの緊張も解けて、リラックスして接しやすい
  • ご家族への話し方もソフト
  • ご家族様も安心されるように思う

笑顔は心がけてらっしゃるんですか?というスタジオでの質問に対して

心がけてないです、きりっとした医師でありたいと願っています(笑)

と、はにかみながら答えられていました。

この放送を見て「南先生に見てもらいたい」という患者さんが増えるのではないでしょうか?

お医者さんとしても作家さんとしてもますます忙しくなることが考えられますね。

スポンサードリンク

【作家】南杏子先生が小説を始めたきっかけ

お子さんが独り立ちされたタイミングで、習い事を始めるためにカルチャーセンターを訪れるようになったという南杏子さん。

陶芸やコーラスなど、いろいろと経験した中で小説の執筆と出会います。

ただでさえお忙しいお医者さんがなぜ積極的に習い事を?という質問に対して

「医療の世界だけにとどまりたくない」

とお話しされていました。

【作家】南杏子先生が小説を書き始めた当初の話

ファンタジー、シュール、SFなど、様々なジャンルの小説を、自身の楽しみのためだけに書いたそうです。しかし小説教室の先生のもとへ原稿を持っていくと「もっと切実なものを書きなさい」と言われたそうです。

これを受けて南先生は「切実なものって何だろう?」と考え、本職である医療のことを書いたらものすごい褒められたそうです。

そしてデビュー作「サイレント・ブレス」の元となる作品を新人賞に応募して最終選考まで残ります。そこで出版社の方に声をかけられたそうです。

【作家】南杏子先生の小説の書き方が特殊!

南先生の小説ですが、なんと通勤時間にスマホで書かれているそうです!

ペンも紙原稿もなしです!

寝てるときに思いついたアイディアや「ああいい話だったな」と思ったストーリーを通勤時間にスマホにメモし、週末に文章にとしてまとめていたそう。

通勤時間は一時間ほどという南先生。「楽しいから全然時間も気にならない」と同じ職場で働くスタッフにも話されています。

これをずっと繰り返すことで小説を書き上げたという南先生。

本職が医師なだけに、他の作家さんとは執筆のスタイルがかなり違うようですね。

デビュー作「サイレント・ブレス」を読まれた職場の方が「主人公が私と同じマンションの同じ階に住んでいる!」と驚き南先生に尋ねたところ「○○さんのところをイメージして書いたの」と言われたというエピソードも。

その方のお家に遊びに行かれた際に、雰囲気や環境が作品にマッチしていると感じ、参考にしたそうです。

ご自身の身近なものを小説に取り入れていることも南先生の小説の特徴のようです。

スポンサードリンク

【作家】南杏子デビュー作「サイレント・ブレス」について

南先生のデビュー作「サイレント・ブレス」ですが、もともとはミステリーじゃなかったんです。編集者の方から提案を受け途中からミステリーに変更したそうです。

編集者の方からの無理難題を「ありがたく」受取りクリアしていった結果出来上がった作品が「サイレント・ブレス」であると語った南先生。

作品完成までに要した時間は2年、全部で6回も書き直したというから驚きです。

書き直しと言っても付け足したり削ったりする程度のものではなく「全替えのやり直し」というから本当に驚きですね。

この件については南先生も「すごい苦労した」と当時を懐かしく語っていました。

編集者の菊池さん

「終末医療在宅診療という設定が魅力的で、これをミステリーにできたらなと思って提案しました。どんな難題に対しても常に「ありがとうございます!頑張ります!」という姿勢は、お願いしている私ですら『よくこんなに打ち返してくれるな』と思ったほどです。後々わかったんですが、南先生は私とのやり取りを『小説教室の延長』だと思っていたそうです…(笑)」

これから本を出そうという段階でプロの編集者とのやり取りを『小説教室の延長』と捉えていた南先生。先生の人柄を表す面白いエピソードですが、そういう謙虚で貪欲な姿勢が素晴らしい作品を作ったのでしょうね。

ただでさえ本職の医師として時間がない南先生、どこの時間を削ったんですか?という質問には「家事を削った」と笑いながら答えた南先生。

献身的な旦那さんの支えがあったといいます。

スポンサードリンク

【医師】としての難しさを聴かれると

高齢患者が中心の病院で内科医として勤務されている南先生。

医師として患者さんと接する難しさについてこう話されていました。

血圧を測ろうとして「よけいなことするな、血圧何て図らなくていいんだ」と言われることもあります。でも嫌ってことはしなくていいと思うんです。お風呂に入りたくなければ、それで大勢に影響がなければ、一日くらい入らなくてもいいんです。患者さんが「嫌」と言っていることを無理やりやってしまうと、逆にいろんなところでひずみが出ます。例えば無理にお風呂に入って体調を崩されたりとか、食事が進まなかったりとか。治療全体とお体を第一に考えた治療が必要です。

なかなかリハビリに協力してくれない患者さんへの対応についての質問では「その方の興味に合わせて仕掛けをたくさん作ること」と話されていた南先生。

例えば「あの廊下の隅にあるお菓子置き場まで一緒に歩きましょう」とか「お庭のお花を摘みに行きましょう」「ゴルフのパターの練習をしましょう」など、その人が少しでも関心のあることに合わせて少しずつリハビリを促すことがよいと言われています。

看護や介護に携わる方々にとっては勉強になる言葉だったのではないでしょうか。思うように言うことを聞いてくれない子供や部下などへの接し方としても通じるものがあるように感じました。

また患者さんとその家族にとっての幸せの形について問われると

本人の気持ちをまずは尊重することが大切だと考えます。いろんなことができなくなって、一番つらいのはご本人のはずです。できない中で『こういうことがしたい』と言われているわけなので、そこを尊重してあげる。家族だと昔のその方を知っているので『こうゆう風にしてよ』と言われるけど、現在のお体の状況をしっかり理解した上で、今持っている力を出し切って最後まで生きてもらうためにどうすればいいかを考えています。

医師と作家のバランスについて

医師と作家という大変重い二足の草鞋で活躍されている南先生。医師と作家のバランスについて質問された際には明るい表情で「バランスよくできている」と答えられていました。

患者さんの「ズキン」とくる言葉にたいして、本当はどうしてあげるのが良かったのか、家族の方にどんな言葉をかけてあげれば届いたのかを、家でもよく考えるという南先生。

その後別の患者さんやご家族の方と触れ合う中で「こうゆう風に話せばよかった」と気づかされることがあるといいます。そいう「気づき」を自分だけのものにしておくのはもったいないなと感じているそうです。

小説に書き起こすことで、その考え方が自分にも定着し、次の患者さん、ご家族の方との面談にフィードバックできると語っておられました。

スポンサードリンク

南杏子先生はカルチャースクールが好き

小説教室に通い始めたきっかけとなった「カルチャースクール」。小説教室だけでなく武術なども習われていたそう。二作目の「ディア・ペイシェント」で登場する武術は、南先生がカルチャースクールで習われていたロシア武術「システマ」が元になっているとのこと。システマは呼吸法に重きを置く武術のようですが、その呼吸法が医師としての手術の際に手の震えを止めることに役立っているそう。

医師や作家、挑戦することに迷いはなかったのか?

これまで医師や作家と様々なことにチャレンジされてきた南先生。

視聴者から「医者をしながら小説家をすることに葛藤などはなかったか?」という質問がありました。

それについて南先生はきっぱり

迷いはありませんでした。ぜひやらせてくださいという思いでした。
やりたいという思いがあり、それを周りがやらせてくれるのであれば、ぜひチャレンジしましょう。

38歳で医師となり、55歳で作家デビューされた方の言葉ですので、重みが違いますね。

大変貴重なお話を聞くことができてよかったです!

関連記事

NHK朝の情報番組「あさイチ」に南杏子(みなみきょうこ)さんが出演されます。 医師兼作家という特殊な肩書を持つ南杏子さん、なんとテレビ初出演とのこと。 南杏子さんは何と33歳で医師を志し、55歳で作家デビューされたというから驚き[…]

関連記事

NHK朝の情報番組「あさイチ」に南杏子(みなみきょうこ)さんが出演されます。 医師兼作家という特殊な肩書を持つ南杏子さんは、何と33歳で医師を志し、55歳で作家デビューされたというから驚きですよね。 そんな南杏子さんの気になる経[…]

スポンサードリンク

南杏子先生の作品一覧

南杏子さんの代表作をまとめてみました。

AmazonAでいのちの停車場をチェックする

Amazonでサイレント・ブレスをチェックする

Amazonでディア・ペイシェントをチェックする

スポンサードリンク
スポンサードリンク
>POPRESSO

POPRESSO

気になるトレンド をPOPに配信

CTR IMG