ク・ハラ法のなぜ?をわかりやすく解説!死因は?【世界法廷ミステリー】

4月17日土曜日放送の土曜プレミアムは「世界法廷ミステリー 愛と憎しみの家族【ク・ハラさん遺産騒動】」です。

ク・ハラさんといえば、かつて空前のK-POPブームを巻き起こした伝説的アイドルグループ『KARA』のメンバーですよね。

KARAはメンバー3人の脱退により2016年に解散していますが、ク・ハラさんも脱退したメンバーのうちの一人でした。

そして3年後の2019年、ク・ハラさんは28歳の若さでこの世をさりました、

ク・ハラさんが亡くなったことも衝撃ですが、その後の遺産相続も話題となりメディアを騒がせています。

ク・ハラさんはなぜ亡くなってしまったのか? 亡くなったク・ハラさんの遺産を巡っての相続問題とは? ク・ハラ法とは?

気になったので調べてみました。

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ク・ハラさんの死因は?なぜ亡くなったのか?

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2019年11月24日午後、ク・ハラさんは韓国の自宅で遺体となって発見されました。28歳という若すぎる死でした。

自宅からはでク・ハラさん本人が書いたものと見られるメモが発見され、事件性はなく自殺と判断されました。

メモには「自分の身辺を悲観する」内容が書かれていたとのことです。

一体何があったのでしょうか?

ク・ハラさんが亡くなった年の前年、2018年に元交際相手の男からリベンジポルノで脅迫されていました。

ク・ハラさんの成功を逆手に取り、巨額の金銭を要求されていたのでしょう。トップアイドルであるク・ハラさんの過去の失態が明るみになれば、もうアイドルとして活動することはできません。

刑事事件にまで発展したリベンジポルノ問題で疲弊していたク・ハラさん。死亡するおよそ半年前には自殺未遂を起こしマスコミを騒がせていました。

「また元気な姿を見てもらえるよう努力します」とのコメントを発表していました。

しかしその数カ月後、韓国の女性アイドルグループ元メンバーのソルリさんが自殺。彼女はネット上での誹謗中傷に悩んでいたそうです。

ソルリさんと親しかったク・ハラさんはその事で精神的にダメージを負い、翌月には後を追うように自殺してしまいました。

亡くなる2日前は「とてもつらい」「すべてから離れたい」と胸の内を友人に告白していたそうです。その後音信不通になってしまったク・ハラさんの様子を伺うため自宅へ訪れた家政婦が遺体を発見することになりました。

なんとも痛ましい話ですが、今回の話は『その後』のク・ハラさんの遺産相続を巡るトラブルについてです。

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実の母と兄が遺産を巡りトラブルに?

若くしてトップアイドルとして名を馳せ、日本でも支持されたク・ハラさん。その成功の裏には大変な苦労があったようです。

ク・ハラさんの家庭の事情は少々複雑です。

ク・ハラさんが9歳の時、実のお母さんは家を出ていってしまいます。突然の家出から父親は自殺をはかるなど、母親の家出はク・ハラさんだけでなく残された家族の心に深い傷を負わせました。

それからク・ハラさんは2歳年上の兄とともに祖母の手によって育てられ、2008年にKARAのメンバーに抜擢、芸能界デビューしました。

苦労人から一躍トップスターに上り詰めた彼女ですが、不幸な家族関係によるうつ病に悩んでいたそうです。

そんな母親がク・ハラさんの死を聞きつけ、彼女の遺産目当てに葬儀に現れ、相続を要求してきたというのです。

幼少の頃に家族を捨てて出ていった身勝手な母親が、成功した娘の遺産目当てに葬式に顔を出すなど、ク・ハラさんの家族が黙ってはいません。

ク・ハラさんのお兄さんは母親を相手取り相続財産分割訴訟を起こします。

KARAの元メンバー、ク・ハラさんが突如死亡した驚きのニュースは日本でも大きく報じられたが、親権を放棄したはずの母親が突然ハラさんの葬儀に現れ、ハラさんの遺産分配を求めてきたことはあまり知られていない。ハラさんの兄は母親を相手取り、相続財産分割訴訟を起こすことになったが、韓国の社会を大きく変えることとなった…

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ク・ハラ法をわかりやすく解説!【世界法廷ミステリー】

韓国では人の名前が付く法律が多数存在します。「ネーミング法」とも呼ばれ、社会的に大きな話題となった事件の当事者の名前をつけることで、堅苦しくて理解しにくい法案について、国民から共感を得られやすい効果があるといいます。

「ク・ハラ法」とは『子供あるいは親に対する養育や扶養の義務に反したり、虐待などの行動を犯した場合には相続権を剥奪すること』と言われています。

わかりやすく説明すると、要するに『育児放棄したら実の親といえど遺産はあげないよ』ということです。

これは感覚的には当然の事のように思われますが、相続の法律上はどんな悪親でも親は親ですから、遺産を受け取れる権利が無条件で発生してしまうわけです。

これをより実態に即したものにするために、より公平な相続を実現するために作られようとしているのが『ク・ハラ法』なんですね。

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ク・ハラ法の進展は?

ハラさんの兄は2020年3月、国会に「扶養義務を捨てた親の相続権の剥奪」という立法請願を提出しました。

これには多くの国民が同意し、国会でも改正法が発議されましたが、国会の期限までに立法が間に合わず、同法案は廃止されてしまいました。

そしてお兄さんが立法請願を提出した2020年の年末、母親は法廷攻防を通じ、ク・ハラさんの遺産の4割を相続する権利を勝ち取ってしまったそうです。

2021年1月、法務部は「ク・ハラ法」の政府立法案を立法予告。 この法案の改正案が国会に提出されれば、国会の議決過程を経て立法が完了するとのことです。

育児放棄して二十年間も音信不通だった人間が、『実の母親』であることだけを理由に、ク・ハラさんが努力して培った資産を4割も受け取れるなんて、おかしな話ですよね。

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Shinji Fujita(@yamanashisuki)がシェアした投稿

番組内では献身的なお兄さんにスポットが当てられていて、思わず涙が出そうになりましたね。

ク・ハラさん、安らかにお眠りください。

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